「学校を休んでいる間に、授業がどんどん進んでいる」「中学2年生なのに、1年生の途中から勉強が止まっている」。不登校の期間が長くなると、勉強の遅れが心配になる親は少なくありません。
2026/10/23
お役立ちコラム
「学校を休んでいる間に、授業がどんどん進んでいる」「中学2年生なのに、1年生の途中から勉強が止まっている」。不登校の期間が長くなると、勉強の遅れが心配になる親は少なくありません。
特に高校受験が近づくと、「今から勉強を始めて間に合うのだろうか」「何年生の内容まで戻れば良いのだろう」と焦ることがあると思います。
不登校で勉強に遅れがあっても、理解できるところから学び直すことはできます。ただし、いつ学校の進度に追いつけるかは、現在の理解度や学習の目標によって異なります。
大切なのは、今どこまで理解できているのか、何を目指して学ぶのかを確認することです。
この記事では、実際の学習理解度の確認方法、学び直す単元の選び方、無理のない学習の進め方について紹介します。
学校を半年休んでいたからといって、必ず半年分の授業をすべて理解していないとは限りません。
例えば、学校を休んでいる間に自宅で勉強を続けていた子どもと、ほとんど勉強できていなかった子どもでは、現在の学習状況が違います。また、学校に通っていた頃から苦手だった単元が、今の勉強につまずく原因になっている可能性があります。
「学校ではどこまで進んでいるか」と「子どもがどこまで理解しているか」は、分けて考える必要があります。
まずは学校との差を数えるのではなく、今できることと、まだ理解が難しいことを確認するところから始めましょう。
「勉強を取り戻す」と聞くと、学校と同じ進度まで早く追いつくことを考えるかもしれません。
しかし、勉強することで何を目指したいのかは、子どもによって異なります。高校受験に向けて準備したい子どもがいる一方、まずは勉強への苦手意識を減らし、少しずつ取り組めるようになりたい子どももいます。
Preステップオンラインでは、すべての子どもに「できるだけ早く学校に追いつくこと」を共通のゴールとして設定していません。
学習理解度と本人の目標を確認し、その子に必要な学習を見つけることを大切にしています。
「中学2年生だけれど、中学1年生の内容から全部やり直した方が良い?」と悩む親もいると思います。
ただし、不登校になったからといって、必ず前の学年の最初から勉強し直す必要はありません。
Preステップオンラインでは、基本的に現在の学年の問題を解いてもらい、その結果から学習理解度を確認します。
例えば、中学2年生の数学に取り組んだときに、どの内容を理解できているのか、どの問題でつまずいているのかを確認します。
すべての問題が解ける必要はありません。実際に問題を解くことで、今の学習に必要な内容を見つけていくことが目的です。
一方で、不登校になった時期や、それまでの学習状況がわかっている場合は、最初から前の学年の問題に取り組むことがあります。
例えば、中学1年生の途中から授業を受けられていない場合、現在の学年の難しい問題から始めるより、以前の内容を確認する方が取り組みやすいと考えられます。
そのため、必ず現学年から始めるわけではなく、不登校の時期や学習状況に応じて確認する単元を選びます。
大切なのは、学年だけで判断するのではなく、子どもが理解できているところを見つけることです。
問題を解いて理解度を確認したら、次に考えるのが「何を目指して勉強するのか」です。
例えば、高校受験に向けて基礎を固めたいのか、まずは学習する習慣を作りたいのかによって、取り組む内容は異なります。
中学2年生の数学でつまずいていても、そもそも以前の内容が理解できていなければ、そこまで戻って学び直すことが必要になる場合があります。
前の学年に戻ることは、勉強の後退ではありません。この先の学習内容を理解するための土台を作ることにつながります。

「1日何時間勉強すれば学校に追いつけますか?」という疑問に、一律の答えはありません。
必要な学習量は、現在の理解度や目標によって変わります。また、大人から見て必要だと思う量と、今の子どもが実際に取り組める量が同じとは限りません。
例えば、しばらく家庭学習をしていなかった子どもにとって、長時間机に向かうこと自体が負担になる場合があります。一方、すでに20〜30分程度の学習習慣があるなら、その習慣を基準に考えられます。
大切なのは、「何時間勉強するべきか」だけではなく、「今どのくらいなら取り組めるのか」を見ることです。
無理に勉強時間を増やすより、今の学習習慣と本人の目標から、取り組める量を考えていきましょう。
勉強を始めても、問題が難しくて手が止まってしまうことがあります。
そんなとき、すぐに「もっと勉強しなければ」と考える必要はありません。現在の内容が難しいのであれば、以前の単元に戻るなど、取り組む内容を見直しましょう。
一度解けなかった問題でも、必要な基礎を確認することで理解につながる場合があります。
「予定どおりに進んだか」だけではなく、「理解できることが増えているか」に目を向けることが大切です。
学習を続ける中で、本人がどのように取り組んでいるかを確認し、必要に応じて内容や量を調整していきます。

学習の遅れが気になると、「少しでも早く勉強してほしい」と感じることがあると思います。
ただ、本人が勉強に強い抵抗を感じている場合、教材や学習時間だけを決めても、なかなか学習につながらないことがあります。
そんなときは、「やる気がないから無理」と決めつけず、何が負担になっているのかを考えます。
例えば、今の問題が難しいのか、勉強すること自体に抵抗があるのかによって、考えられる対応は違います。
「この問題は難しそう?」「どこからならできそう?」と聞いてみましょう。勉強の話をすること自体が負担になっている場合は、無理に答えを求めず、話しやすいタイミングを待つことが大切です。
「この先生の授業なら聞いてみよう」と感じられることが、学習へ向かうきっかけにつながると考えています。
もちろん、講師が変われば必ず勉強できるようになるわけではありません。
大切なのは、本人が安心して関われるかどうかです。何を勉強するかだけでなく、誰と学ぶかという視点から考える方法があります。
中学2年生になると、「今から前の学年に戻っていたら、高校受験に間に合わないのでは」と心配になることがあると思います。
しかし、理解が十分でない内容を飛ばして受験勉強を進めても、難しい問題につまずく原因になる場合があります。
必要であれば以前の単元に戻り、基礎を確認することが大切です。
そのうえで、本人がどのような進路を考えているのか、現在どこまで理解できているのか、どのくらい学習に取り組めるのかを確認します。
高校受験に向けた準備の進め方は、目指す進路や現在の状況によって異なります。焦って学習量だけを増やすのではなく、本人の目標に必要な学習を考えていきましょう。
内申点や高校受験への影響については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
子どもが勉強を始めると、「今日は何ページ進んだ?」「昨日よりできた?」と成果を確認したくなるかもしれません。
もちろん、学習した内容や理解できたことを確かめるのは大切です。ただし、学び直しを始めたばかりの段階では、進んだページ数だけではわからない変化があります。
例えば、自分から教材を開いた、以前より落ち着いて取り組めた、わからないことを伝えられたといった変化です。
親がこうした様子に気がつき、「今日は自分から始められたね」と伝えることで、子どもが取り組んだことを一緒に振り返れます。
勉強の遅れが大きくなると、親が家庭で教えなければならないと感じることがあると思います。
親が教えることで問題なく学習できているなら、その方法を続けて構いません。しかし、勉強の話をするたびに親子でぶつかる場合は、関わり方を見直す必要があります。
学校の先生や塾、家庭教師など、第三者と一緒に学習を進める方法があります。
大切なのは、どの方法を使うかよりも、子どもが安心して学習に取り組めるかどうかです。
自宅学習の環境や教材の選び方については、こちらの記事で紹介しています。
また、自宅学習と出席扱い制度の関係については、以下の記事を参考にしてください。
不登校で学校の授業から遅れていても、理解できるところから学び直すことはできます。
そのために大切なのは、学校を休んでいた期間だけで判断せず、今どこまで理解できているかを確認することです。
Preステップオンラインでは、基本的に現在の学年の問題を実際に解いて理解度を確認します。ただし、不登校になった時期や学習状況によっては、最初から前の学年の問題に取り組むことがあります。
実際に問題を解いた結果と本人の目標を踏まえ、必要な単元から学び直すことが大切です。
学校の進度に追いつくことだけを急ぐのではなく、今のお子さまに必要な学習を考えていきましょう。
「どの単元まで戻れば良いかわからない」「家庭で勉強を教えるのが難しい」「高校受験が心配だけれど、本人はまだ勉強する気になれていない」。
そんなときは、家庭だけで学習の進め方を決める必要はありません。
Preステップオンラインでは、実際に問題を解いて理解度を確認し、お子さまの学習目標に合わせて取り組む単元を選びます。
また、最初から問題をたくさん解くことだけを目的とせず、講師とのコミュニケーションを通して、学習に向かいやすい関係を作ることを大切にしています。
今のお子さまに合う学び直しの方法を考えたい方は、Preステップオンラインのサービス内容をご覧ください。

原 匠(はら たくみ)
Preステップオンライン 統括責任者
15年以上にわたり、不登校・登校しぶり、発達特性や完璧主義などから学習につまずきを抱える子どもと親の支援に携わる。
「失敗を歓迎し、一人ひとりの安心できる場所となるコミュニケーション重視の家庭学習システム」を提唱し、一人ひとりの状態に合わせた家庭学習を支援している。
学習への取り組み方やモチベーションなど、いま気になっていることを相談できます。
お子さまの今のつまずきの状況を確認し、理解度にあわせた授業で、「わかった」「できた」を実感できます。
学年や学校進度にあわせた計画ではなく、今のお子さまに必要な単元を選んだ学習計画をご提案します。