1日5分から！子どもの学習能力を伸ばす運動のすごい力

　運動が脳に与える良い影響は、大きく分けて3つあります。どれも学習能力の向上に直結するものです。

◆効果1：集中力がアップする
　運動をすると脳への血流が増加し、思考や判断を司る「前頭前野」が活性化します。これにより、目の前の課題に取り組むための集中力が高まり、学習がはかどります。

◆効果2：記憶が定着しやすくなる
　ウォーキングなどの軽い有酸素運動は、記憶を司る「海馬」の働きを活発にし、新しい神経細胞が作られるのを助けます。これにより、学んだ内容が忘れにくくなり、記憶として定着しやすくなります。

◆効果3：ストレスが解消され、やる気が続く
　体を動かすことは、気分転換やストレス解消に最適です。勉強の合間に体を動かすことで心身がリフレッシュされ、学習への意欲やモチベーションを維持しやすくなります。

　難しく考える必要はありません。まずは「勉強の合間に5分だけストレッチをする」「夕食後に親子で少し散歩する」など、生活の中に気軽に取り入れてみましょう。大切なのは、お子さまの体力に合わせて、無理なく楽しみながら続けることです。その小さな運動習慣が、お子さまの健やかな心と体、そして豊かな学びを育んでいきます。