「不登校の子どもに家庭教師をつけた方がいい?」と迷っている親へ
「学校に行けていない間の勉強が心配」
「家庭教師なら、うちの子も勉強できるようになるだろうか」
不登校の中学生を持つ親の中には、勉強の遅れが気になり、家庭教師を検討している方もいると思います。
1対1で教えてもらえるなら、家庭学習でわからない内容を教えてもらえるのではないかと期待することもあるでしょう。
一方で、本人が勉強を嫌がっていたり、知らない人と話すことに不安を感じていたりすると、家庭教師を始めても続けられるのか心配になりますよね。
家庭教師を選ぶときに最初に確かめたいのは、先生との相性です。実際に体験し、本人の気持ちを聞きながら判断しましょう。
家庭教師には、先生が自宅を訪問する形式と、オンラインで指導を受ける形式があります。どちらにも特徴があり、子どもの状況によって合う方法は異なります。
この記事では、先生との相性を確かめる方法、訪問型とオンライン型の違い、体験授業で確認したいポイントを紹介します。
最後に、子どもが安心して先生と関われることを重視するPreステップオンラインの指導方針も紹介します。
不登校の中学生に家庭教師は合う?
自宅で1対1の学習支援を受けられる
家庭教師の大きな特徴は、1対1で学習を進められることです。
家庭教師は、本人の理解度や目標に合わせて学習内容を調整しやすい点が特徴です。個別指導塾でも一人ひとりに合わせた指導を受けられますが、家庭教師は自宅で学習できる点が異なります。
例えば、中学2年生でも分数計算などの基礎に不安があれば、理解度を確認して必要な内容から学び直すことができます。
また、周囲にほかの生徒がいないため、集団の中では質問できない子どもが、先生に疑問を伝えることができます。
ただし、1対1なら必ず安心できるとは限りません。知らない大人と向き合うこと自体が負担になる子どももいるため、本人が授業を受けるときにどのように感じているかを確認する必要があります。
学習の遅れをどこから取り戻すかについては、関連記事「不登校で遅れた勉強に追いつくには?」でも紹介しています。
関連記事:不登校で遅れた勉強に追いつくには?学び直しの進め方と親ができること【中学生】
まずは先生との相性を体験授業で確かめる
不登校の中学生が家庭教師を選ぶ際、まず大切にしたいのは、本人がその先生と安心して関われるかどうかです。
勉強に抵抗を感じている場合は特に、教科や授業回数だけでなく、先生と話すこと自体が負担にならないかを確かめましょう。
先生の性格や得意な関わり方、担当の決め方を事前に聞いておくと、体験授業で確認するポイントが明確になります。
体験では、正解できた数よりも、本人が先生の言葉にどう反応したか、わからないことを伝えられそうか、終わった後にどう感じたかに目を向けてください。
一度の体験だけで判断しにくければ、複数の先生やサービスの体験を比較する方法もあります。
たくさん話せることが唯一の基準ではありません。話すのが好きな子も、静かに進めたい子もいるため、本人に合った距離感で関わってくれる先生かを見極めましょう。
体験後は親の感想を先に伝えるのではなく、「話しやすかった?」「また会ってみたい?」と、本人の気持ちを聞いて選びましょう。
訪問型とオンライン型のメリット・注意点を比較
家庭教師には、大きく分けて訪問型とオンライン型があります。
どちらも自宅で学べますが、先生と直接会えるか、訪問を迎える必要があるか、端末・通信環境を準備するかなどの違いがあります。メリットと負担を比べ、本人が参加しやすい形式を考えましょう。
訪問型は先生と直接顔を合わせて学べる
訪問型は、家庭教師が自宅に来て、授業を行う形式です。
先生が問題を解く様子やノートを直接確認しながら、その場で説明できることが特徴です。画面越しのやり取りに慣れていない子どもには、対面の方が話しやすい場合もあるでしょう。
一方、自宅に知らない人が来ることを負担に感じる子どももいます。
特に、不登校になってから家族以外との関わりが少なくなっている場合、先生を家に迎えること自体に不安を感じるかもしれません。
また、訪問型では、対応地域や先生の移動時間などによって、希望する日時に授業を受けられないことがあります。
訪問型を検討する場合は、子どもが自宅で先生と会うことをどう感じるか、先に聞いておきたいところです。
オンライン型は自宅に先生を招かずに学べる
オンライン型は、PCやタブレットなどを使い、画面越しに家庭教師から指導を受ける形式です。
先生が自宅を訪問しないため、人を家に迎えることが負担になる子どもにとっては、選びやすい場合があります。
また、移動距離の制約を受けにくいため、訪問型より広い地域から先生を探せることがあります。
ただし、オンライン型には通信環境や端末の準備が必要です。画面を通じた説明がわかりにくいと感じる子どもや、対面の方が集中しやすい子どももいます。
オンラインなら必ず負担が小さい、というわけではありません。
大切なのは、訪問型とオンライン型のどちらが優れているかではなく、本人がどちらの形式なら先生と関われそうかです。
なお、カメラをオフにして参加できるか、授業中に教材をどのように共有するかなどは、サービスごとに確認する必要があります。
料金は授業料以外も含めて確認する
訪問型とオンライン型を比較するときには、料金も気になるところです。
ただし、授業料だけを比較すると、実際にかかる費用を判断しにくい場合があります。
例えば、入会金、教材費、管理費、訪問型の交通費などが別途必要になります。
また、授業を欠席した場合の振替や、先生の変更に費用がかかるかどうかも、事前に確認しておきたい項目です。
不登校の子どもは、その日の状態によって授業への参加が難しくなることがあります。
そのため、料金の安さだけでなく、授業を休んだときの対応や、無理なく続けられる契約内容かどうかまで確認しましょう。
不登校の家庭教師選びで確認したい3つのこと
訪問型とオンライン型の違いがわかったら、次は指導内容を確認しましょう。
特に、今の子どもが勉強に前向きになれていない場合は、先生との関わり方が重要な判断材料になります。
① 体験授業で先生との相性を確かめられるか
先生との相性は、プロフィールや説明だけでは判断しきれません。体験授業があるか、担当予定の先生と実際に話せるかを確認しましょう。
子どもによって話しやすい先生や心地よい距離感は異なります。
体験では、先生が一方的に話さないか、質問を急かさないか、本人の話を受け止めているかに注目します。
勉強以外の話題が出たときに、本人が自然に答えられるかどうかも一つの手がかりです。
会話の量を増やすこと自体が目的ではなく、安心してやり取りできることが重要です。
体験が終わったら、親が「良い先生だった」と結論を出す前に、子どもの印象を聞いてみましょう。
「話しやすかった」「少し緊張した」などの感想をもとに、別の先生も試すか相談できます。
体験時は「担当する先生は選べますか?」「合わない場合は変更できますか?」と確認すると、選びやすくなります。
② 同じ先生が継続して担当するか
不登校の子どもにとって、先生との相性は学習を続けるうえで確認したいポイントです。
初対面の先生とすぐに話せる子どももいれば、何度か顔を合わせるうちに少しずつ慣れていく子どももいます。
後者の場合、毎回違う先生が担当すると、その都度緊張してしまう可能性があります。
そのため、同じ先生が継続して担当するのかを確認しておくと安心です。
また、先生との相性が合わなかったときに、担当を変更できるかどうかも重要です。
先生が固定されていれば必ずうまくいくわけではありませんが、同じ人と関わる経験を積み重ねることが、安心して話せる関係につながる場合があります。
③ 勉強したくない日にはどう対応するか
家庭教師を始めても、毎回同じように勉強できるとは限りません。
前回は問題に取り組めたのに、今日は机に向かうことが難しいという日もあるでしょう。
そのようなとき、先生がどのように対応するのかを確認しておきたいところです。
例えば、学習量を減らしたり、取り組む教科を変えたり、会話を中心に進めたりする方法が考えられます。
一方で、授業の時間を確保したい、決めた内容に取り組んでほしいと考える親もいるでしょう。
そのため、子どもの状態に応じた対応に加えて、指導方針を親とどのように共有しているかも確認することが大切です。
「勉強したくないと言った日は、どのような授業になりますか?」
「学習内容を変更するときは、親にも相談してもらえますか?」
こうした質問をしておけば、実際に授業を始めてからの認識の違いを減らしやすくなります。
先生との相性を大切にするPreステップオンラインの学習支援
コミュニケーションを通して学びにつなげる
家庭教師を選ぶうえで大切なのは、先生との相性を確かめ、本人が安心して話せる関係を作れるかどうかです。
相性は実際にやり取りしてみないとわからないため、体験授業で本人の反応を確かめることをおすすめします。
Preステップオンラインでは、その関係づくりのためにコミュニケーションを重視しています。
Preステップオンラインは、子どもの学習への気持ちを尊重し、先生と安心して関われることを大切にしているオンライン塾です。
そのため、授業では、最初から問題を解くことだけを優先していません。
基本的には授業の最初に15分程度の雑談を設け、好きなことや身近な話題について先生とコミュニケーションを取ります。その後、子どもの様子を見ながら学習へつなげていきます。
また、基本的に同じ先生が継続して担当するため、関わりを重ねながら、本人が安心して話せる関係を作ることを大切にしています。
子どもによっては、勉強したくない日もあります。そのようなときには、雑談を中心に授業を進める場合もあります。
ただし、その進め方を先生だけで決めるわけではありません。雑談中心の授業とする場合には、事前に親の意向を確認しています。
その子に合ったやり取りを積み重ねることで、安心して学習に向かえる関係づくりを目指します。
もちろん、すべての子どもが同じように変化するわけではありません。
その子にとって今どのような関わりが必要なのかを考えながら、学習に向かうきっかけを作っていくことがPreステップオンラインの指導方針です。
まとめ|家庭教師は先生との相性を体験で確かめて選ぼう
不登校の中学生が家庭教師を利用する場合、訪問型とオンライン型のどちらにも特徴があります。
先生と直接会う方が話しやすい子どもがいる一方、画面越しの方が安心して参加できる子どももいるでしょう。
また、1対1の指導であっても、先生との相性や授業の進め方によって、本人が感じる負担は異なります。
家庭教師を選ぶときは、料金や指導内容に加えて、先生の人柄、体験授業での相性、担当体制、勉強したくない日の対応を確認しましょう。
体験では、何問解けたかだけでなく、本人が無理なく話せそうか、また参加したいと思えるかを大切にしてください。
本人の気持ちを聞きながら、今の状況に合う支援を考えていきましょう。
「勉強したい」と思えるきっかけを一緒に考えませんか
「家庭教師をつけても、勉強を嫌がるのではないか」
「先生と話せるかどうかが心配」
「まずは勉強への苦手意識を少しずつ減らしたい」
そんな悩みがある場合は、学習へのモチベーションを大切にする支援について、情報を集めてみる方法もあります。
Preステップオンラインでは、先生とのコミュニケーションを重視し、子どもの理解度と目標に合わせて学習を進めています。
無料体験では、学習への取り組み方について相談し、体験授業や確認テストを通じて、現在のつまずきや今後の学習の進め方を確認できます。
すぐに入塾を決める必要はありません。お子さまが安心して学べそうか、親子で考える機会としてご利用ください。
著者情報
原 匠(はら たくみ)
Preステップオンライン 統括責任者
15年以上にわたり、不登校・登校しぶりなど、さまざまな悩みを抱える子どもと親の学習支援に携わる。
「失敗を歓迎し、一人ひとりの安心できる場所となるコミュニケーション重視の家庭学習システム」を提唱し、一人ひとりの状況に合わせた学習支援を行っている。