家庭学習のつまずきを解消する

◆1・2年生：数の感覚と漢字を楽しく
1・2年生は、算数のくり上がり・くり下がり計算や、国語の漢字でつまずくことがあります。算数では、お菓子を分けながら「5個に3個足すと？」と尋ねるなど、具体的な物を使って数の感覚を育むのがおすすめです。国語の漢字は、お風呂の壁に指で書いてみるなど、遊び感覚で取り入れると良いでしょう。

◆3・4年生：分数や長文を身近な例で理解する
3・4年生になると、算数の分数や小数、国語の長文読解で苦手意識を持つお子さまが増えます。分数理解には、ケーキを等分する場面で「半分は1/2だよ」と話すなど、身近な例でイメージさせることが有効です。長文読解では、好きな本の1段落ごとに「何が書いてあった？」と質問し、簡単な要約をノートに書く習慣をつけると、読解力が高まります。

◆5・6年生：図形や作文を体験的に学ぶ
5・6年生では、算数の図形の面積・体積や、国語の作文でつまずきが見られます。算数では、折り紙やブロックで実際に形を作り、「この箱の体積は？」と考えさせると、理解が深まります。作文では、簡単な構成メモを作成し、週1回、楽しかった出来事を日記に書く習慣をつけると、書く力が伸びます。

　小学生の家庭学習のつまずきは、ご家庭での工夫で解消できます。お子さまの「わからない」に寄り添い、具体的にアプローチを試してみてください。保護者のサポートを通じて、お子さまは困難を乗り越え、学びへの自信を育むことができるでしょう。今日から、お子さまに合わせた方法を実践してみませんか。