「うちの子、夜型で…」その不安、成績アップのチャンスです

夜の時間を味方につけるには、いくつかの簡単なコツがあります。

夜の「集中時間」を活かす
家族が寝静まる22時以降は、外部からの刺激が少なく、深い集中に入りやすい「黄金時間」です。この時間帯に90分程度の学習ブロックを設定しましょう。ただし、生活リズムが乱れすぎないよう、就寝時刻は必ず決めておくことが重要です。

夜と朝で「学習内容」を分ける
静かな夜の環境は、数学や英語の長文読解など、じっくり「考える」科目と相性抜群です。一方で、知識をインプットする単純な暗記科目は、記憶の定着率が高いとされる朝の時間帯に回すなど、学習内容を使い分けるのが効果的です。

「学習前後の習慣」でリズムを作る
学習をスムーズな習慣にするため、始める前に軽いストレッチなどで心と体を「勉強モード」に切り替えましょう。学習中は30分に一度、5分程度の短い休憩を挟むと集中力が持続します。そして就寝前には、その日の学習内容を軽く見返すことで、記憶の定着を助けます。

夜型の生活リズムは、学習の妨げにはなりません。むしろ、自分だけの集中できる時間を見つけやすいという強みにもなります。大切なのは、無理に自分を変えようとするのではなく、自分の特性を受け入れ、それを活かす工夫をすることです。ご家族も、お子さまの自然なリズムを尊重し、その子に合った学習スタイルを一緒に見つける応援団であってください。