家庭学習で子どものやる気を引き出す方法

◆5分の雑談でリラックス
勉強を始める前は、まずお子さんの心をほぐすのが大事。私たちの授業では、好きなアニメやスポーツの話で盛り上がってからスタートします。ご家庭でも、「最近ハマってるゲームは何？」と5分ほどおしゃべりしてみましょう。例えば、好きなYouTuberの話で笑い合った後、「じゃあ、まず10分漢字やってみよう！」と誘うと、すんなり勉強に入れます。短い会話が、英語や数学へのハードルを下げます。

◆簡単な問題で「できた！」を
難しい問題はやる気を奪います。私たちは、教科書レベルの簡単な問題から始め、自信をつけてもらいます。例えば、分数が苦手なら「１/２ ＋ １/４」から、英語なら「I like～」の文作りから。ご家庭でも、学校で習った基本問題をピックアップしてみてください。「これできた！すごいね！」と具体的に褒めると、次への意欲が湧きます。教科書の例題やワークの最初のページがおすすめです。

◆10分から始めてペースを守る
お子さんによって集中できる時間は違います。私たちの授業では、様子を見ながら柔軟に進めます。ご家庭では、タイマーで「10分だけやってみよう」とスタートしてみてください。「よく頑張った！もう少しやる？」と声をかけ、無理なく進めましょう。例えば、10分の計算ドリルで5問正解したら、「集中力すごい！」と褒めて。短い成功体験が、勉強を楽しい時間に変えます。

5分の雑談、簡単な問題、10分の集中。この3つのステップで、勉強がぐっと楽しくなります。お子さんの「できた！」の笑顔を増やして、学ぶ喜びを一緒に感じましょう。小さな一歩が、将来の自信につながります。さあ、夕食後の10分から始めてみませんか？